生き残り術

一発屋で終わるのは簡単です。そうでなく生き残ってこそ企業だと思っています。私たち印刷会社は、今、大きな岐路に立っています。同業者であれば感じていると思います。
 
かつてのような印刷物の需要は年々減少しています。デジタル化の波は確実に押し寄せ、価格競争も激しさを増すばかり。同じ悩みを抱える同業者は多いはずです。しかし、この状況を嘆いているだけでは何も変わりません。それもずーっと感じていると思います。
 
私たちがとるべき道は明確です。
まず、デジタルサービスの導入。印刷だけでなく、Web制作やデジタルコンテンツ制作にも目を向けることで、新たな収益源を確保できます。単にパソコンでソフトを使えるだけでは誰でもできます。それに加え、デザイン、編集能力などが必要です。鍛えないと取り残されますよ。
 
次に、地域密着の強化。大手にはできない、地域に特化したきめ細かいサービスを提供することと、スピード対応です。独自の価値を生み出せます。
元GEのCEO、ジャック・ウェルチの「選択と集中」戦略は、まさに地方印刷会社が現在の経営環境で生き残るための重要な指針となります。
「選択と集中」は古いと言われていますが、私はそうとは思いません。中小の組織こそ重要です。

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そして、得意分野への特化。すべてに手を出すのではなく、自社の強みを活かせる分野に経営資源を集中させることが重要です。パンフレットなのか、封筒なのか、名刺なのか、いろいろ選択肢はありますね。
 
変化は確かに怖いものです。でも、この変化を受け入れ、進化することで、地域になくてはならない存在となれるはずです。
 
印刷会社に限らず同じ悩みを持つ方々が多くいると思います。多分、景気がいいと言われているのは違っていましたと数年後にニュースになると思っています。それだからこそ外の言葉に流されず気を引き締めて経営をしないといけません。
この変革の波を乗り越えていきましょう。

明日への一歩を、今日から始めましょう。
 
じゃあ.

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