オンデマンドプリンタが導入されると-01

少しは真面目に印刷業界の現状を書こうかと思います。

オンデマンドプリンタが思っている以上に印刷会社に入っています。オンデマンドプリンタとは高級プリンターと思っていただければわかりやすいと思います。ここでは主にトナー方式のプリンタのことを話します。
 
オンデマンドプリンタはプリント品質が高く、印刷用紙全てではないですが多くの種類の紙にプリントできます。見当制度が高くコントローラーで位置を微調整できます。
そんな万能のようなオンデマンドプリンタですが、それでもオフセット印刷機と比べると全てに見劣りはします。ただ、プロの目線であって一般の人にその差はほとんどわからないでしょう。
また、1000枚以上のプリントコストはオフセット印刷機に軍配が上がります。ここが結構ポイントです。印刷会社は数千枚以上の印刷仕事を多く持っています。
 
高級プリンタと言ってもオフセット印刷機の1/10以下の価格で導入できます。それでも数百万円から数千万円まで幅はあります。文盛堂では、簡単に踏み切れない額です。
 
なぜ、ここまでオンデマンド印刷機が印刷会社に導入されているのかと推測すると、コピー機や家庭用プリンタが広く一般に普及したことが大きい要因だと思います。
コピー機や家庭用プリンタは仕上がりがそんなに綺麗ではありません。家庭用のインクジェットプリンタは普通紙(コピー用紙)だと文字がにじみ太ります。
1枚のプリントだけなら、にじまない高級な専用紙にインクジェットプリンタでプリントすればいいですが、数十枚のプリントでさえ数千円から数万円のコストがかかってしまいます。そうなると一般的な印刷物は、なかなか高級な専用紙にプリントはできません。(お金持ちの道楽は別です)
普段から高品質な印刷物を目にしなくなった一般社会でオフセット印刷を見ると綺麗に見えます(実際に綺麗です)。そこには感動があるのです。

そしてオンデマンドプリンタの登場です。一般の人にはオフセット印刷機と品質がほとんど変わらなく見えます。社会が認めた、ある程度の品質のオンデマンドプリンタは印刷会社が、こぞって導入となります。
そうです、社会が認めたものが良いものなのです。職人が認めたものではなく、社会が認めたものが良いものなのです。
 
そんなんでオフセット印刷機より安く導入できるオンデマンドプリンタが印刷会社に思っているより多く導入されているのです。
印刷会社が同程度の設備ができるようになると、今後はどうなるのでしょう。
 
づづきは、そのうち書きます。書くでしょう。
 
じゃあ.

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