肩書きは、法人であれば代表取締役、理事長など、取締役会や理事会で決めた公の肩書です。
勝手には決められません。
法務局に登録します。
しかし、最近は、CEOなんて肩書を名乗る人がいます。
経営の統括、経営の専任という意味です。
日本の法人では取締役会を通さずCEOなど独自につけていいのですが、その辺の社長さんがCEOって名乗っている場合は、意味がわかっていないのです。恥ずかしいですね。
そんなCEOは、営業もする、財務もする、経営もする、ですよね。
それって専任と言えませんね。経営を専任されているのは、超大企業だけでしょう。
法の決まりはないのでどうでもいいですかね。
いや、CEOなんて名刺に入れれば、イケてるような感じがするのでみんな付けたがるのでしょう。
さらに、そういう人って、高級車や外国車に乗りたいのです。
なんちゃってCEOの心理はだいたい同じなんです。
黄板紙 名刺サイズ機ボール紙
これくらい硬い名刺もあります

特にフリーランスや小規模事業者の場合、「代表」より「CEO」の方が、なんとなく格上に聞こえますね。
デザインもできず、デザイナー経験が乏しいのに「クリエイティブディレクター」ふー。
知らない人が聞けば、なんか仕事ができそうに聞こえます。
知っている人が聞けば、痛い人と思っています。
名刺交換の瞬間、相手に与える印象が少しでも良くなるなら、という心理が働くのでしょう。
お金もないのにブランド品を身に纏う人と同じです。
何かに憧れているのでしょう。
憧れって、みっともないですね。
本来肩書きというのは、その人の役割や責任範囲を明確にするためのものです。
組織の中でどんな権限を持ち、どんな決定ができるのか。それを外部の人間にもわかりやすく伝えるための記号です。
だからこそ、実態と合わない肩書きは、かえって信頼を損なうリスクもあります。
「CEO」と名乗っていても、実際には一人で全部やっている中小規模だとわかれば、「見栄を張っているな」と思われてしまうかもしれません。
最も、経験豊富で、そこそこの人からは見透かされているのですけどね。
気づいていないのは本人だけで、裸の王様です。
まあ、本人が、そこそこの人でないということでしょう。
グラフのピラミッドの下の層です。一番多い層だからタチが悪いです。
肩書きにこだわるより、実際に何ができるのか、どんな価値を提供できるのか。そこで勝負する方が、長い目で見れば信頼につながるのではないでしょうか。
とはいえ、肩書きが完全に無意味かといえば、そうでもありません。
ビジネスの世界では、最初の数秒で判断されることも非常に多いです。
名刺一枚で、話を聞いてもらえるか、門前払いされるかが決まることもあります。
問題は、中身が伴っているかどうか。肩書きに見合った実力、実績、そして責任感があるかです。名刺だけ立派で、仕事が伴わなければ、それは単なる虚飾に過ぎません。恥ずかしいことです。
結局のところ、肩書きは出発点であって、ゴールではないのです。
大切なのは、その肩書きに恥じない仕事をすることです。そして、本当に信頼される人は、肩書きがなくても、その実力で評価されるものなのかもしれませんね。
肩書や見た目で人を判断しない。そんな人が増えてほしいです。
そうすれば、詐欺のような肩書きがなくなるでしょうね。
最後に、あなたはどうなんだ!?とお思いでしょう……。
私は、単なるグラフィックデザイン好きの印刷屋です。
さて、仕事すっかな。
じゃあ.