日本製紙連合会より2021年４月の紙・板紙需給速報が発表されました。
（リンク先の資料はこちらから）
　
出荷で前年同月比を下回っているのは、新聞用紙、情報用紙、衛生用紙用紙です。
勝手ながら推測しました。
新聞用紙は文字通り新聞紙です購読減少数が止まらないのでしょうか。ITの影響もあるでしょう。
情報用紙は伝票などに使われている複写の紙です。こちらもIT化により複写伝票が減っているのは周知の通りです。
衛生用紙はトイレットペーパー、ティッシュペーパーなどです。思い起こせば一昨年、買い占めでトイレットペーパー不足になりました。市場から衛生用紙がなくなり追加で生産した見返りでしょう。2019年同月比では1.4%増なので手洗いなど現在もコロナ禍の中で増えています。悲しいことに衛生用紙は文盛堂の仕事とは関係ないのです。
　
文盛堂のような一般的な印刷会社は「印刷・情報用紙」の欄が関連商品です。前年同月比3.1%増です。21か月ぶりの増加です。
昨年はコロナ禍で需給が下がりまくっていたので比較していいのか疑問です。2年前の2019年同月比は17.5%減です。喜んでいられませんね。

もちろん肌で感じてはいますが、数字で見てもまだまだ印刷業界の景気は戻っていません。耐え忍ぶ時期と言いますが、さすがに1年以上も続くと企業の限界も来ているのではないでしょうか。普通そんなに企業の体力はないですよね。
他人事ではない……
　
じゃあ.