デリケートな資材なので

まだまだ梅雨です。湿度が70%を超える日が多くあります。
文盛堂のような商業印刷と言われている印刷会社は紙に印刷をします。パッケージのような厚い紙でなく、チラシやポスターに使われるペラペラの紙です。
薄い紙ほど湿度に影響します。湿度を吸湿し波を打ったようになります。何が不都合かと言うと印刷機に紙を積んで給紙するのですが、上手く給紙してくれなかったり、給紙してくれても途中で引っかかったりするのです。
紙を包装紙から出しておくと吸湿して波打ちます。ワンプ〔内側にビニール加工された包装紙〕から出してすぐに印刷にかかるのが賢明です。

今では工場も空調が入り湿度の影響は受けにくくなったといえども人が出入りしたりすれば工場に湿気が簡単に入ってきます。ほぼ気体ですからね。
 
注意点としては
・気温にかかわらず空調は入れる。
・印刷する日に紙を包装紙から出して使う。
・前日に断裁する場合は、断裁後にワンプ(内側にビニール加工された包装紙)に包み直して保存する
 
紙は、湿度が高いと変形(波打ち)し、乾燥すると静電気を起こします。紙はデリケートなんです。なので印刷会社、印刷に関わる人はデリケートな人が向いている職業ではないでしょうか。

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