感圧紙の減感印刷

複写伝票は上の紙に書いた文字や数字が下の紙に複写されます。伝票によっては一部複写させたくない部分があったりします。複写させたくない部分にインクを刷り複写しないようにする印刷を減感印刷と言います。
 
減感印刷に使う減感インクが普通のインクと違って柔らかくドロドロしています。手っ取り早くいうと印刷障害を起こしやすいインクなのです。
最初は調子良く印刷していくのですが、次第に乳化(水がインクに溶け込む)が始まり印刷障害を起こします。乳化が始まり汚れ出す手前で機械を止め印刷機の洗浄します。減感印刷の枚数が少なければいいのですが印刷枚数が多いと時間がかかりロスが増えます。
 
今までも試行錯誤しながらやってきましたが段々と印刷障害になる間隔が早まっている気がします。。。季節的(気温や湿度)なことが影響しているのかもしれません。
うまく印刷している会社もあると思います。文盛堂もさらなる勉強ですね。
 
デジタル化により、伝票関係の印刷物は少なくなっています。いろいろなお客様の声を聞くと完全になくすことは難しいのではないかとの声が多いです。現場と事務が切り離されているところほどその傾向が強いです。
ジレンマですね。さて印刷会社はどう捉えるかですね。

じゃあ.

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