印刷会社の未来予想

昨今の印刷会社では、オフセット印刷機に変わり、版が不要でデータから直接印刷が行えるオンデマンドプリンタが主流になりつつあります。
オンデマンドプリンタは、On Demand = 必要な時にサービスを提供する。という意味で、プロダクションプリンタとも呼ばれています。
 
オンデマンドプリンタを更に簡単に説明すると、コピー機、レーザープリンタの高速、高品質版です。
しかし、いくら高速、高品質と言っても、オフセット印刷機の高速、高品質には、まだまだかないません。印刷コストは、版サイズと印刷機のサイズにもよりますが500枚くらいが損益分岐点で次第にオフセット印刷機の方が安く印刷できます。
印刷できる紙の種類も限界があります。また特色と言われるインキも使えません。一部、蛍光色や金銀色を使えるオンデマンドプリンタもありますが、最高級機で数千万円以上のものになります。普通の印刷会社は購入してもペイできませんね。
 
文盛堂にはオフセット印刷機、オンデマンドプリンタの両方を使って仕事をしています。
それなのになぜ、オンデマンドプリンタが印刷会社の主流になりつつあるかというと……。オフセット印刷機の設備更新ができないのです。印刷物の仕事は減り、安く請け負った末に設備更新の余力がなくなっていったのです。
簡潔にいうと、オンデマンドプリンタしか設備できないのです。選択肢がオンデマンドプリンタの一択なのです。
 
そこで印刷会社の未来を予測します。
ほとんどの印刷会社はオンデマンドプリンタを設備します。他社との品質、スピード、価格の差がありません。同じ設備だからです。発注側は、どこに発注しても同じです。
下手すると一般オフィスと同じです。
当然、価格競争になります。そこしか勝負できません。企画やアイディアは水物です。
さらにオンデマンドプリンタの設備さえできない印刷会社はブローカーとして終わりの始まりを歩みます。
 
どうしましょう。こんな未来予想は嫌ですね。あくまでも個人的見解ですので参考にしないでください。
ある程度のヒントがあるなら解決策は簡単かもしれませんね。
さあ、考えましょう。
考えるって面白い。
 
じゃあ.

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