マティス展とワールド・クラスルーム 失われるもの、失われないもの

展覧会を2つ観てきました。
どちらも東京の会場で行われていますので、新潟から行く私は2回に分けて行く余裕はありません。1日に2会場を回ってきました。
午前に「マティス展」(東京都美術館)。移動して午後に「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館)
 
展覧会に行くと音声ガイドをレンタルします。
これがないとほとんどの作品の意味は深く理解できません。マティス展でもレンタルしました。ちなみに音声ガイドナビゲーターは、上白石萌歌さんでした。優しいガイドをありがとうございます。

上白石萌歌さんの優しい声で説明を聞きながら「そうなのかー」と、一人納得をしてマティス展を見終えました。会場を出て音声ガイドをカゴに返却しショップで買い物。
分厚い、マティス展公式図録を購入。これをバックパックに入れ1日歩き周り相当な負荷となりました。仕方ないですね。こればかりはデジタルということにはできません。
 
午後は、久しぶりの六本木ヒルズに移動してランチ。少し六本木ヒルズを見学をして「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」です。
こちらは六本木ヒルズ52階の森美術館で行われていました。現代アートは、考えさせられる作品が多く自分と繋がると快感です。そのためにも音声ガイドをレンタルします。
しかし、こちらは、自分のスマホでQRコードを読み込み自分のスマホで聴くのです。イヤホンのない私は、片手で電話をしているように聴いて回ります。イヤホンがなくてもいいですが、あったほうがスマートです。今後はイヤホンを常に持ち歩くようにしないといけませんね。

現代アートは、メッセージ性が高い作品が多い。
この壺は漢時代の壺にコカコーラのロゴ。どう感じますか。

2つの会場、2つの違ったアートを1日で見ることができ刺激的でした。みなさん、ぜひ観に行ってください。なので内容は割愛します。

同じ調子の作品を1日に2つ見ると疲れて、飽きてしまいます。違う感じの展覧会をチョイスして回避できました。大正解です。
そして、感じたことは、今まで綺麗に印刷された紙のチケットを集めていたこともありましたが、今回はQRコードで入場です。そしてスマホの中です。
QRコードにするとチケットに携わる人が減ります。また時間で入場管理をして販売ができます。混雑を避けられ見る方も有難いです。
音声ガイド機器は、今後スマホになっていくでしょう。美術館側も多くの機器の高額購入、消毒、保管、の手間がなくなりました。
主催側も観客側も便利になるのでほんと有難いです。
そして図録は印刷物のままです。デジタルは使い勝手が悪くアナログのままでしょう。他にも栞、Tシャツ、バッグ、ポスター、クリアファイルなどの多くは必要とされショップは長蛇の列でした。
 
なんとなく印刷会社の方向性を感じました。なんとなくです。
ただ大都市ならではの仕事ってあります。それはエンターテイメントです。地方には、それがないと言っても過言ではありませんね。印刷会社は、大都市だけの産業になるのでしょうか。
さあどうする。
 
じゃあ.

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