ブローカーブーム

地方のマスコミ各社がない都市でも広告代理店を名乗り印刷ブローカーになる人が多くいます。マスメディアと仕事をせず一般企業と印刷物の仕事をします。
工場を持たず設備を持たず営業のみという形態です。得た仕事は他の印刷会社にお願いをして出来上がったものを納品します。
経費がかからず手っ取り早く印刷業界でやっていくにはブローカーになるのです。しかし、なぜかブローカーは残らないのです。少し考えてみたいと思います。
 
メリットは……
・印刷設備の経費がかからず仕事があれば利益を出しやすい。
・営業に時間をかけられる。
 
デメリットは……
・仕事、仕事でマージンを載せているので印刷物の価格が高くなる。
・設備を持たないので至急の仕事に対応できない。
・組織がブローカーだけなので仕事のできる人から辞めていく。独立していく。
・ほとんど外注費なので資金繰りが大変になる。
 
結局のところ営業のフリーランスです。仕事があればやっていけます。利益を生むところが営業だけなのです。競争の激しい現代では簡単に仕事は取れません。無理難題に対応できないと仕事を得ることは難しいです。そのことが信頼につながります。
 
今後、印刷ブローカーは増えるでしょうね。印刷工場と印刷設備の維持ができなくなるところが増えてくるからです。印刷ブローカーになると行く末は想像がつきます。

じゃあ.

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